インディアンタワー
ホテルハイタワーの左側に位置する、四角い8階建ての建物です。ムガール建築を用いて造られており、バルコニーの下にはQラインでもある「インドの庭園」と、屋上には「太陽の庭園」があります。
太陽の庭園
インディアンタワーの屋上には、「太陽の庭園」と呼ばれる中庭があります。1899年の失踪事件の際の爆発で、ホテル壁面のガラスや柱が散乱し、現在は立入禁止に成っています。
アトランティス・ボールルーム
インディアンタワーの4階にある舞踏室で、館内にはポンペイで入手した壁画が飾られています。事故当日のコンゴ遠征帰還記念パーティや、ホテルの開業式典もこの会場で行われました。エントランスホールには、当時のアメリカで最大の鏡が置かれており、私達ゲストも「さぁ手を振って…。」のシーンでその鏡を見ることが出来ます。
引用: EnoEno
鏡の外枠には、男性像(アトランテス)などのギリシャ風の装飾が施されています。鏡を挟んで、クロークとホテルハイタワーの写真が飾られる廊下に別れており、この通路はホワイエへと繋がっています。ハイタワー三世はパーティの最中、残りの取り仕切りを助手であるスメルディングに任せ、ホワイエからエレベーターに乗り込みました。シリキウトゥンドゥと共に、私室がある12階へと向かいますが、落下して姿を消してしまいます。
カリフスタワー
メモラビリアに隣接した5階建ての建物は、「カリフスタワー」と呼ばれ、イスラム調の装飾が特徴です。最上階のスイートルームの他に、男性用喫煙所でもあるソラリウムがあります。塔の屋根の部分には、1878年のアラビア探検で手に入れた、バトルメント(銃眼付き胸壁)が使われています。
マシュラビーヤ
イスラムやアラビア圏では、「マシュラビーヤ」と呼ばれる、格子状の出窓を多く見かけます。マシュラビーヤは「水を飲む場所」という意味で、窓際に水瓶を置いて冷やしていたことに由来します。また、中が見え辛くなる効果がある事から、特に通りに面する窓でよく使われます。
馬車寄せ
カリフスタワーではないですが、近いので合わせて紹介します。ホテルハイタワーで唯一、アールヌーヴォー様式で作られた建物で、御者が客を待つための場所として建てられました。現在は、ニューヨーク市保存協会からの受託を受けた、「エンパイアチケット・カンパニー」がチケットの販売と配布を行っています。