大邸宅について

大邸宅

タワーオブテラーの大邸宅

ホテルハイタワーを正面から見て、屋根が三角になっている部分は元々、先代のハイタワー二世が建設した邸宅でした。現在は改装され、ホテルの玄関口として使用しています。館内にはロビーやハイタワー三世の書斎である「パークプレイスの竜」や「オリンピック・レストラン」「ファラオ探検家クラブ」があります。

エントランス横の柱には、次のような言葉が記されています。「The Taller We Stand The Nearer the Stars. Harrison Hightower A.D.1889(高くなればなるほど、星に近づく事ができる 西暦1889年)」

ステンドグラス

タワーオブテラーの大邸宅

エントランスを入って直ぐの所で振り返ると、扉の上にニューヨークに杖を突き立てる、ハイタワー三世のステンドグラスがあります。ここにはシェイクスピアの作品「ウィンザーの陽気な女房たち」に登場する、ある言葉が書かれています。

“The world is mine oyster, which I with sword will open.“「この世は真珠貝のようなもの。私の剣でその殻をこじ開けて見せよう」

シッティングエリア

タワーオブテラーの大邸宅

ホテルに入口の右手には、アジア各国の家具や装飾を集めた空間があります。暖炉には、カンボジアの寺院の一部が使われており、暖炉ガードにはハイタワーを意味する「高塔」の文字が象られています。

フロントデスク

タワーオブテラーの大邸宅

チェックインなどを行うフロントデスクは、エジプトから持ち帰ったスフィンクスやタペストリーが置かれています。デスクには、エレベーター事故当日の宿帳があり、ロックフェラーなど実在した著名人も招待されていた事が分かります。

ウェイティングルーム

ハイタワー三世の肖像画を曲がった先にある、プレショーを聞く部屋です。お馴染みのセリフ「1899年12月31日…」から始まり、偶像の入手と失踪までの経緯が語られます。客人が退屈しないよう、壁には冒険の際に撮られた写真が飾られています。

パークプレイスの竜

The Dragon of Park place
タワーオブテラーの大邸宅

ホテル・ハイタワーの大邸宅の1階にあるハイタワー三世の書斎(プライベートオフィス)です。フランスのサクソニー大聖堂の影響を受けたと言われており、中世の礼拝堂のような尖頭アーチ型の天井が特徴です。

書斎は別名「パークプレイスの竜」とも呼ばれ、至る所に竜のモチーフが使われています。これはハイタワー三世がドラゴンが好きなだけでなく、自分自身を竜と表現し、その強大さを示そうとしていることにも由来します。

タワーオブテラーの大邸宅

書斎にある椅子は、瞑想の庭園にある、竜を抱えた女神の像と共に、フランスの礼拝堂「セント・アーデン大聖堂」から運び込まれた物です。椅子の肘掛けにはボタンがあり、操作することで書斎奥の扉が開き、秘密の倉庫へと進むことが出来ます。扉の絵画には以下のラテン語の文章が書かれています。

タワーオブテラーの大邸宅

Draconi Dissoluti Perniciem Meritant
弱い竜の破滅は、当然の報い。

この絵は、キリスト教の聖人「ゲオルギウス」の竜殺し伝説を模していると思われます。ハイタワー三世が世間や富豪達、言わば竜をねじ伏せて来た事を客人に示すだけでなく、私には彼自身に圧力を掛ける、人生訓の意味合いがある様にも見えます。略奪もまた、彼なりの信念があったのかも知れません。

オリンピック・レストラン

The Olympic Restaurant
タワーオブテラーの大邸宅

ロビーにあるエレベーターの左側は、世界中の珍味を集めたレストランになっています。ゲテモノ揃いですが、個人的にハイタワー三世は傲慢な割にサービス精神は強い印象なので、そのラインナップには特に悪意など無く、純粋に世界の味を楽しんで貰いたいと考えているのではないかと思います。メニューの和訳はこちら

ラジャズ・プール&スパ

The Rajah’s Pool & Spa
タワーオブテラーの大邸宅

ロビーにあるエレベーターの右側の扉は、隣接するカリフスタワーの、「ラジャズ・プール&スパ」現在の「メモラビリア」へと繋がっています。

メザニン

Mezzanine
タワーオブテラーの大邸宅

メザニンとは中二階のことです。ハイタワー三世の冒険を描いた絵画の上には窓があり、廊下の様になっていることが分かります。窓枠の形は、下に描かれた絵画の国や雰囲気に対応した物になっています。

チャイナドール

China Doll – Salon de Beaute

サロンドボーテの意味は「美のサロン」、つまり美容室です。チャイナドールとは、中国の陶器人形の事で、透き通るような美しく白い見た目は、美容室にはぴったりです。しかし、繊細で脆いという、若干蔑視的な意味合いを含むこともある為、現在ではあまり好まれない表現かもしれません。

アステカゲーム室

Azteca Gaming Room

アステカのゲームではなく、ビリヤードやカードゲームをする為の、アステカ風に統一された遊戯室では無いかと思います。

アレクサンドリア図書室

Alexandria Library

ローマ帝国時代、アレクサンドロス三世によって建設された、古代最大で最も重要な図書館とも言われる「アレクサンドリア図書館」からインスパイアを受けて名付けられました。恐らく、他のコレクション同様に、ほとんど一点物の様な書籍が集められているのではないかと思います。

ソラリウム

Solarium

ソラリウムは大邸宅の右隣にある、背の高い建物「カリフスタワー」にあります。サンルームとも呼ばれ、紳士用喫煙所となっています。

落下したエレベーター

Fallen Elevator
タワーオブテラーの大邸宅

客人用エレベーターには、地中海遠征で手に入れた、古代ローマの神殿の柱が使われています。12階〜14階は、ハイタワー三世の私室「ペントハウス」と成っており、特に最上階は、アフリカ風の装飾と強奪品が飾られていることから「アフリカコレクション」と呼ばれています。

記者会見の告知

Elevator
タワーオブテラーの大邸宅

エレベーターの右側には、記者会見と祝賀会の告知が飾られています。

帰還祝い
コンゴ河遠征
主賓
ハリソン・ハイタワー三世
偉大な冒険家かつ、非凡な探検家
彼の冒険の記録に関する講演会
ランタンスライドを用いて紹介する。
「呪いの偶像 シリキ・ウトゥンドゥ」
暗黒大陸の宝
アトランティス・ボールルーム
12月31日
1899

ホテルガイド

Hotel Directory
タワーオブテラーの大邸宅

ホテル内の、おおよその施設が示されています。大邸宅は3階建てなので、4階以降は他の建物に成ります。

1st Floor
女性用休憩室

2nd Floor
紳士喫煙室 (ソラリウム)

4th Floor
アトランティスボールルーム

5th Floor
探検家クラブ会議室

6th & 7th Floor
ハイタワーミュージアム

12th Floor
ペントハウス

以上、最後までお読み頂き、ありがとう御座いました。ここまで記事を4本書きましたが、まだエントランスの一部までしか紹介出来ていません。一体どれだけ複雑なんだ…。更新頻度は遅めですが、ぜひ最後までお付き合いください!

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