ヴェルニアンについて

こんにちは!こちらはレモです。今回は筆者の名前にも使わせて頂いている、「ヴェルニアン」について紹介したいと思います。

ヴェルニアンとは

VERNIAN

ヴェルニアンとは、地底旅行や海底二万哩、神秘の島などを書いたフランスのSF小説家、ジュール・ヴェルヌを尊敬する者達を指す言葉です。

調べてみると、この名前を冠したバンドもあり、個人レベルではこのヴェルニアンを造語し、自称する者は少なからず居たようです。そして、この言葉を一般名詞にしたのが、映画「センターオブジアース」です。

映画「センターオブジアース」

MOVIE 2008
映画センターオブジアースのポスター

センターオブジアースの名前自体は、アトラクションの名前として、かなりの知名度があるものと思います。しかし、原作小説があって、それをジュール・ヴェルヌが書いた、なんてことはDファンや読書好きでもない限り、意外と知らない事なのかも知れません。

映画「センターオブジアース」は、ワーナー・ブラザーズ制作で、日本では初の3Dメガネを使用するフル3D実写映画として、2008年に公開されました。筆者は当時8歳、恐竜キングにどっぷりの恐竜好きだったので、ポスターのギガノトサウルスにつられて見に行った記憶があります。

映画センターオブジアースのワンシーン

基本的な内容は、原作「地底旅行」をなぞった形になっているのですが、映画版では現代を舞台とし、既に小説の地底旅行が世の中に存在しています。主人公トレバーの兄、マックスは地質学の教授として学生たちに独創的な説を学生達に教えていました。実は兄マックスは、ヴェルヌの地底旅行は史実であると考える、生粋のヴェルヌ信者「ヴェルニアン」だったのです。

兄は10年前に行方不明になっていましたが、ある日マックスの息子で、甥のショーンを数日間だけ預かる事に成りました。その時に持ってきた兄の遺留品の中から、余白にメモが書き込まれた「地底旅行」を発見します。そのメモから兄を探す旅に出る、というのが本作の始まりです。

初の実写化

MOVIE 1959
地底旅行

センターオブジアース(地底旅行)が初めて実写化されたのは、1959年の20世紀フォックス制作の「地底探検」です。こちらは、ほとんど原作通りの内容になっています。FOXは2019年にディズニーに買収されたので、本作は現在、Disney+でも見ることが出来ます。

ここでちょっとしたトリビアなのですが、1959年版のポスターを見ると、主人公の俳優に見憶えがあるかと思います。そうです!ディズニー制作の映画「海底2万マイル(1954)」でネモ船長を演じた「ジェームズ・メイソン」が、またしてもヴェルヌ作品の主人公を演じています。

あとがき

Thank You
地底旅行

この画像は1959年版のワンシーンなのですが、アトラクションのポスターの構図とよく似ていると思いませんか?これはイマジニア達が、私達に向けたファンサービスだと思っています。映画では小説一本を2時間弱でまとめているので、内容は少し駆け足なのですが、どちらも当時の映像技術や撮影の工夫が詰まっている良い映画です。それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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