飛行艇アルバトロス号

アルバトロス号

アルバトロス号

ALBATROSS
征服者ロビュールのアルバトロス号

アルバトロス号とは、ジュール・ヴェルヌの小説「征服者ロビュール」に登場する飛行艇の事です。東京ディズニーシーでは、ネモ船長の発明品として登場します。

あらすじ
フィラデルフィアの気球愛好家の集会に、ロビュールと名乗る男が現れる。彼らの「空気より重たい航空機は非現実的」という考えを批判し、「空気よりも重い物で空を征服した」と宣言するが、強烈な反感を買ってしまう。その夜、ロビュールは数名の気球主義者を連れ去り、世界一周の空の旅へと出る。

Qラインの模型

PROTOTYPE MODEL
センターオブジアースのアルバトロス号の模型

センターオブジアースのQラインには、アルバトロス号の模型が展示されており、二つのプロペラと、揚力を補助する為の気球が搭載されています。アルバトロスは「オキノタユウ(アホウドリ)」を意味することから、その機体も鳥を模したデザインに成っています。

発着場と誘導装置

AIRFIELD
ミステリアスアイランドのコンセプトアート

ノーチラスギフトの最上部に付いている装置は、飛行艇との通信に使われるアンテナであり、水門前のNマークが書かれた広場は、飛行艇の発着場として使用することが出来ます。コンセプトアートには飛行艇が停まっていますが、Qラインの物とは形状が少し異なります。実はこれ「征服者ロビュール」の続編に登場する飛行艇と、同じデザインをしています。

エプヴァント号

EPOUVANTE
エプヴァント号

エプヴァント号は「征服者ロビュール」の続編であり、ヴェルヌが晩年に発表した作品「世界の支配者」に登場する、ロビュールが発明した飛行艇です。エプヴァントは「恐怖」を意味し、ノーチラス号やアルバトロス号とは異なり、小型で高い機動力を持つのが特徴です。

オーニソプター

ORNITHOPTER
ミステリアスアイランドの設計図

原作設定
地上速度:時速150マイル(241km/h)
飛行速度:時速200マイル(321km/h)
Amphibious – 水陸両用
Ornithopter – 羽ばたき式

基本的な性能は原作を踏襲しているようで、ミステリアスアイランドの設計図には、水陸両用と書かれています。また、飛行方式は「オーニソプター」と呼ばれる、羽ばたき式の翼が搭載されています。数多くのSF作品に登場しますが、現代の技術を以ってしても実用化には至っていません。

設計図

BLUEPRINT
アルバトロス号の設計図

飛行艇には個別の設計図があり、実際にパークにも設置される予定が有ったことが分かります。ただ、アルバトロス号の名前を引き継いでいる可能性もある為、このデザインの物だからと言って、必ずしも「エプヴァント号」であるという訳ではありません。引き続き、資料を集めたいなと思います。

以上、今回はここまでです。パークで実物の姿を見てみたかった反面、若干フィクションが過ぎる気もするので、開発中という位置付けくらいが、丁度良いかなとも思いました。最後までお読み頂き、ありがとう御座いました。またの記事もどうぞお楽しみに!

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