謎の天才科学者・ネモ船長

ネモ船長

ネモ船長

CAPTAIN NEMO
ネモ船長

原作小説では『海底二万哩』と『神秘の島』に登場します。パークでは1955年にディズニーが映画化した物をベースに作られており、海底二万マイルのQラインに飾られている肖像画は、映画版の俳優と同一人物に見えます。

意外かも知れませんが、ネモ船長はもとはインドの王子様で、本名はダカールと言います。ダカールが10歳頃に、父の意向でヨーロッパへ移住し、そこで30頃まで過ごします。父の意向とは西洋文化を学び、イギリスからインドの地を解放することでした。

帰国したダカールは計画を練り、仲間を集めて反乱を起こしました。しかし、その戦いの中で、彼の妻と子供がイギリス軍によって殺害されてしまいます。彼は残った仲間達と研究に明け暮れ、遂に潜水艦「ノーチラス号」を完成させ、航海に出ます。

二万哩の旅

20000 LEAGUES
ネモ船長

この頃から彼は「誰でも無い」という意味のネモを名乗るように成ります。航海の理由は海の資源の活用を模索し、国ごとの貧富の差や食料問題を解決することです。その一方で、イギリスやスペインの船を見つけては、突進して沈没させ、船員を皆殺しにするという残酷な面も持っています。

研究が進むと潜水艦の中だけでは収まらなくなり、南太平洋の島に基地を建設することになりました。それがミステリアスアイランドです。このあたりで映画版とは少し違った、ネモ船長の性格を変える出来事があったのでは無いかと思います。

というのも、映画のネモ船長は人を簡単には信用しません。映画ではアロナクス教授(主人公)と出会うも、物語の最後までその性格は変わっていません。その性格のままであれば、志願クルーに研究を公開するというのは、あまり考えられないことです。

恐らくここで、パークと映画で分岐が起きたのだと思います。教授と出会いったことで心境に変化があり、各国の科学者を勧誘することにした、というのがパーク版のストーリーなのでは無いかと思います。

もっと妄想

MORE FANTASIZE
ネモ船長

※あくまで妄想なので御容赦を!
別記事にしようかと迷いましたが、ボリュームが少ないのでここに書かせて頂きます。パークのネモ船長が映画と比べてかなりマイルドになっている、というのはお分かり頂けたかと思います。

その上で「実はネモ船長さらに残酷に成った説」をお聞き下さい。海底二万マイルに乗ると、大量の船が沈んでいるのが分かります。これは表向きの設定では巨大イカ、クラーケンに襲われたことになっています。しかし島の近辺まで船が来ているのに、その警備をイカまかせにするのは不用心です。島の秘密は絶対に守らなければいけません。

私は、あの船の殆どはノーチラス号によって沈められた物なんじゃないかと思います。また我々志願クルーは、あの島でやたらと事故に見舞われます。これは正規のネモクルーには危険すぎるミッションを、志願クルーを割り当て、捨て駒にしようとしてるからではないでしょうか。

最後までお読み頂き、ありがとう御座いました。捨て駒の説は流石に無いと思いますが、沈没船の説は、割とあり得るのかなと思います。今はマイルドでも、過去に沈めていたのは間違い無いわけですし。それではまた、次の記事もお楽しみに!

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