コンセプトアートで巡るマーメイドラグーン

マーメイドラグーンの誕生

Dawn of Lagoon
コンセプトアート

こんにちは、こちらはレモです。エリア紹介の第三回目ということで、BGSとしての誕生では無く、現実のパーク制作と、ボツになったアイデアなどを含めた、完成までの移り変わりについてご紹介します。

コンセプトアートとは

What is it?

コンセプトアートとは、製品や映画などのイラストやアイデア、雰囲気などをイラストにしたものです。プレゼン用の「案」である側面が大きく、必ずしも実現するわけではありません。

今回の記事では、マーメイドラグーンのデザインを担当したイマジニア、スザンヌ・ラティガン氏(Suzanne Rattigan)のコンセプトアートを元に進めていきます。どうぞ最後までお付き合い下さい!

初期のコンセプトアート

Early Comcept Art
コンセプトアート

こちらのコンセプトアートは、まだパークの配置が決まって無い状態で描かれたものに見えます。すべての施設を建物内に収める設計になっており、エリアの広さ自体も現在のパークとは比べ物に成らないくらい広大です。

この案も素晴らしいと思いますが、誰でも気軽に遊べて、気分転換にも成るというマーメイドラグーンの立ち位置は、今のパークでの規模感や配置でこそかな、とも思います。どんなに美味しくても、主食ばかりじゃ飽きてしまいます。

アンダー・ザ・シー

Under The Sea
コンセプトアート

アンダーザシーのコンセプトアートを見ると、「ブローフィッシュ・バルーンレース」「ジャンピン・ジェリーフィッシュ」といった、お馴染みのアトラクションの姿が確認出来ます。真ん中では、アリエルがグリーティングをしている様子も見られます。そうしてくれよ!

アースラのダンジョン

Ursura’s Dungeon
コンセプトアート

二匹のカタツムリ?が入り口で出迎えてくれる「アリエルのプレイグラウンド」は、アリエルの洞窟や迷路といった、アトラクションに乗れない小さな子供達でも楽しめるエリアに成っています。SEA版のトゥーンタウンといったところでしょうか。

映画には無いオリジナル要素の多いマーメイドラグーンですが、アースラのダンジョンは珍しく「リトルマーメイド」の原作再現に成っています。

カリプソキッチン

Calypso Kitchen
コンセプトアート

カリプソキッチンは、トリトンキングダムの奥地にある、海底レストランです。公式サイトには、セバスチャンのお気に入りの場所と書かれています。ということは彼が料理長、という訳では無いようです。擦り倒されてきた話題ですが、マメラグでシーフードはアリなのでしょうか…

コンセプトアート

上のコンセプトアートは、実際のパークでは採用されなかった物になります。制作初期の頃には「フランダーのレストラン」を作る案があったようです。

これは私の勝手な想像ですが、「リトルマーメイド2」の脚本がある程度固まり、スカットルがメインキャラに成ったことで、パークでの出番を作る必要があったのではないかと思います。

スカットルのスクーターは、どう見てもセバスチャンのアトラクションですが、アバブザシーでスカットルを使うとなると、スクーターくらいしか残っていません。結果的にセバスチャンはレストラン担当へ、スライド式でフランダーはコースターに移動したのかなと思います。※あくまでも筆者の想像です。

アバブ・ザ・シー

Above The Sea
コンセプトアート

アバブとは「〜の上」を意味します。ですので、アバブ・ザ・シーは「海の上」という意味です。ディズニー映画のタイトルを見ても思いますが、こんな雑な名称でそれっぽく成ってしまうあたり、英語は羨ましいなと思います。アナと雪の女王(Frozen=凍った)とか。

フライングフィッシュコースター

Flyingfish Coaster
コンセプトアート

フライングフィッシュとはトビウオの事です。「フランダーの」と付いて居るのにフランダーがアトラクションにほとんど登場しないのは、先程のスライド説の理由のひとつでもあります。

実際のパークも、立地的に若干暗いなと感じますが、コンセプトアートは何故かもっと暗いです。たまに乗ると思っている数倍速く、またかなり遠心力が掛かるので少しビックリします。

エリック王子の国

Eric’s Kingdom
コンセプトアート

アバブザシーも、水遊びが出来る場所を作る案が有ったようです。しかし考えてみると、フォートレス・エクスプロレーションと施設体が被ってしまっています。もしくはここで出た案が、フォートレスに使われたのでしょうか。

ここ最近の気候を考えると、ほとんどの施設をアバブザシーに格納したのは、大正解だったと言えます。今の屋外はとてもじゃ無いですが、子供を自発的に遊ばせるのは不安です。

あとがき

Sank You

お読み頂き、ありがとう御座いました。オリジナリティ溢れるコンセプトアートに反して、ほとんどオリジナリティのない記事に成ってしまいましたが、今回は私の充電回です。次の記事は頑張りますって事で、次回もどうぞお楽しみに。

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